THE JULIETS それぞれの出会い⑤

2019年の年の瀬に、堀田哲也と自分と前任ドラマーが揃い、活動を始めたまだ名も無いロックバンドでしたが、年明け早々に日本に新型コロナウイルスが襲来します。

当時の記憶は定かではありませんが、ライブハウスでクラスターが発生した等のニュースが報じられ、ライブハウスの自粛ムードが高まります。

バンドでも幾度も話し合いを重ねましたが、
前任ドラマーの今は自粛したい旨の意向を踏まえ、アクティブな活動はせずにしばらくは自粛しようという方向になりました。
今でこそようやく元の姿に戻りつつある世の中ですが、当時はやむを得ないこととは言え、とてももどかしい時間でした。

同時にもう一つの問題が。
メンタル面を中心とした心身の不調を抱えていた自身の健康面の問題により、まともなリハーサルを行うことができないことがあったこと。
今でこそ、克服、回復することができましたが、当時の自分は、私生活や様々な要因でまともに演奏すらできず、心身ともにボロボロで、バンドにとても心配と迷惑をかけていました。

新型コロナウイルスの蔓延と自身の体調不良。
これらの要因でバンドはスムーズに活動できない状態からのスタートでした。

時は経ち、2021年の初頭、コロナ禍は依然続く中、少しずつ健康状態を取り戻せつつあった自分は、オンラインでのビデオミーティングをメンバーに提案し、実施することに。

そこで自分は、THE JULIETSというバンド名を提案します。
正直、深い意味は無く、たまたま見かけたロミオとジュリエットの話から、ジュリエッツってどうだろう?
と思い、メンバーに伝えたところ、採用されることに。
こうして、THE JULIETSという名が付き、バンドは活動することに。

コロナ禍や様々な要因もあり、そこからまたしばらく時間がかかり、気がつけば2年の月日が流れていました。

2023年、お世話になっている方から、イベントをやるので一緒にライブをやらないか?というお誘いを頂きます。
2019年末から約4年、ようやく巡ってきたライブのオファー、メンバーで話し合い、是非やらせてくださいと伝え、初ライブが決まります。

そうして、自身の合流から約4年、ようやく初ライブを行うことができました。
褒められた出来ではなかったかもしれませんが、ようやくできたライブに一定の満足を感じました。

そして、自分は、前述したLONELY↑D時代にお世話になっていたライブハウス太陽と虎(当時はスタークラブ)の店長である風次さんに約15年振りにコンタクトを取り、ライブをさせて欲しいと伝えます。
風次さんは、快くブッキングを組んでくれることになり、バンドがようやくホームグラウンドができ、活動の基盤ができつつある状況になりました。
音源も作ろうという話になり、レコーディングに備えた準備も始めようと、アクティブに活動していけそうな雰囲気も流れ始めました。

そこでまた新たなトラブルが。
2024年8月に決まっていたライブ直前のドラマーの脱退。
決まっているスケジュールをこなさないまま脱退、音信不通となったことで、バンドはピンチを迎えることとなります。

今日はこの辺で。
読んでくれてありがとう。

加賀山匡